ネットショップシステムはどのように活用すればいい?実店舗との違いを含め解説
ネットショップを適切に管理運営すれば、実店舗に頼らない販路を開拓することができます。しかし、ネットショップシステムについて詳しくないまま開業してしまうと、かかったコストや労力が無駄になってしまうケースもあるでしょう。
この記事では、ネットショップについて詳しく解説します。
ネットショップの基礎知識
まずは、ネットショップシステムの基礎的な知識について解説します。
ネットショップは「インターネット上で開業している自社店舗」のようなもの
ネットショップシステムを一言で表現すると、「オンライン上で開業・運営されているお店」となります。インターネットに接続されているサーバーのバーチャルなスペースをレンタルし、そこに自社のショッピングサイトを構築するという形になります。
レンタルするのは、あくまでも「バーチャルなスペース」になるため、実店舗のようにテナントを用意する必要はありません。そのため、実店舗に比べると開業および運営におけるリスクの低さが特徴です。
実店舗との違い
実店舗とネットショップは、一体どのような点が異なるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
開業資金の違い
1つ目に挙げられるのは、開業資金の違いです。実際の店舗を構える場合は、一般的に下記のような費用が必要とされるでしょう。
- テナントへの家賃や初期費用
- 商品の仕入れ代金
- 店内の改装代
一方、オンライン上にネットショップを構える場合、下記のような費用が必要になります。
- サーバー代やドメイン代
- 商品の仕入れ代
- ネットショップサイト作成代
どちらの方が安くすませられるかはケースバイケースですが、通常は不動産が絡まないネットショップの方が圧倒的に安くなるケースが多いでしょう。お店が成功するか否かは立地によって決まる部分も多いため、目立つ場所に店を構える場合はテナント代が非常に高くつくことになります。
一方、オンライン上であれば場所的なものをそこまで意識する必要はありません。確かに目立ちやすいドメイン(覚えやすいものなど)はありますが、やり方次第で評価を覆すことは可能です。
ターゲット層の違い
次に挙げられるのは、ターゲット層の違いです。実店舗のターゲット層は実在するお店を構える以上、近隣住民がメインになるでしょう。
しかし、ネットショップであれば距離が離れていても関係ありません。もちろん、マーケティング的なペルソナを設定するのは大事ですが、カスタマーの居住地が問題になることはないでしょう。
場合によっては、海外在住の顧客にも商品を発送することが可能です。
扱える商品数などの違い
最後に挙げられるのは、扱える商品数の違いです。実店舗の場合は商品を保管するためや陳列するためのスペースが必要になりますが、ネットショップの場合はかなり制限が緩まるでしょう。
もちろん、実際の商品を扱う以上はどこかに保管しなければなりません。しかし、フルフィルメント的なサービスを活用すれば、自社以外の倉庫に商品を保管し、注文が入ったらそのまま発送してもらうといったことも可能です。
そうなると、扱える商品数にも大きな違いが生まれるのではないでしょうか。
ネットショップの種類
次に、ネットショップの種類について解説します。自社に合ったネットショップを作るためにも、しっかりと学んでおきましょう。
自社ECサイトとモール店舗
ネットショップをざっくり分けると、自社ECサイトとモール店舗が存在します。「ネットショップなんてどれも同じ」という見方をする人もいるかもしれませんが、両者の特徴をしっかりと抑えておくことが大事です。
両者は何が違う?
では、自社ECサイトとモール店舗は一体どのような点が異なるのでしょうか。以下、両者の違いについて解説します。
自社ECサイトは店舗を自分達で用意する独立開業タイプ
自社ECサイトは、インターネットに接続されているサーバーやドメインを自分で調達し、ショッピングサイトをゼロベースで構築するやり方です。具体的には、レンタルサーバーを借りてドメインを取得し、そこに自前で構築したショッピングサイトを設置します。
自社ECサイトのメリットは、下記の通りです。
- デザインやレイアウトなど、自社オリジナルのネットショップを作れる
- 扱える商品の種類や量の制限が緩い
- 運用コストが比較的安い
対して、デメリットとしては下記のような点が挙げられます。
- ネットショップサービスを自前で作るため、労力がかかる
- レンタルサーバーやドメイン、FTPなど専門的な知識が必要
自社ECサイトは、比較的自由な運営が可能な反面、かかる労力が膨大になりやすいといえるでしょう。
モール店舗は、既に開業されているショッピングモール内のスペースを間借りするタイプ
モール店舗は、既に開業されているショッピングモール内のスペースを間借りするイメージです。もちろん実際にあるショッピングモールではなく、オンライン上で運営されているモールの中に自社のECサイトを設置する形になります。
モール型店舗のメリットは、下記の通りです。
- 母体のショッピングモールサイトに多くのアクセスがあるため、集客面で有利
- サイトをゼロから構築する必要がないため、労力を節約できる
- 担当者からアドバイス等を受けることができる
対して、デメリットとしては下記のようなものが挙げられるでしょう。
- モールへの出店料がかかる
- 規約に反する運営は不可
モール型店舗は集客や運用面で有利なものの、その分コストがかかるやり方といえます。
ネットショップ開業にまつわる注意点
では、最後にネットショップを開業する際の注意点について解説します。以下のポイントに注意しつつ、適切なネットショップを作りましょう。
自社に合ったショップを構築する
何よりも考えたいのは、自社に合ったショップを構築するという点です。「自社に合った」と一口に言っても意味はさまざまですが、「自社の特色に合った」という意味に捉えるのが自然でしょう。
自社の特色に合ったショップというのは、一体どのようなものでしょうか。あくまで一例ではありますが、自社のターゲット層が若手男性サラリーマンだとすると、商品説明は長文になりすぎない程度に要点をスマートに書き、デザインはスタイリッシュなものが適切かもしれません。
ターゲット層や商品の種別、また自社のイメージなどを総合的に判断する必要があります。
各種データの分析を行い、改善に繋げる
ネットショップと実店舗の違いは、「詳細なデータ分析が可能か否か」という点にも見ることができます。実店舗でも多くのデータを参考に運営改善が可能ですが、ネットショップはさらに詳細なトラフィック分析が可能です。
たとえば、サイトを訪れたユーザーがよく見るページや滞在時間、またどこから飛んできたのかなどを収集できます。それらを元にサイトを改善していくことで、よりユーザーライクなネットショップを作ることができるでしょう。
MAツールとの連携が可能な自社ECサイトは長期的なコスパに優れている
最後にお伝えしたいのは、MA(マーケティングオートメション)ツールと連携可能かどうかです。MAツールを導入すれば、マーケティングにおけるさまざまな取り組みを効率化することができるでしょう。
また、自社ECサイトを独自に開発すれば、オリジナルな運用およびMAシステムとの密接な連携が可能になります。それにより長期的なコスパに優れる結果にも繋がるため、積極的に検討してはいかがでしょうか。
まとめ
ネットショップは実店舗と異なり、利便性の面でさまざまな恩恵があります。自社に合ったECシステムを構築し、売上向上を目指しましょう。