「本質」を見極めることが重要。働き方改革におけるリーダシップの役割とは?

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働き方改革とリーダーシップの間には切っても切れない縁があります。しかし、「どのようにリーダシップを発揮すべきか」「働き方改革においてリーダーは何をすべきか」といった点に疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、働き方改革におけるリーダーシップの重要性について解説します。

働き方改革におけるリーダーシップの重要性

働き方改革を成功させるためには、リーダーシップが欠かせません。まずは、働き方改革におけるリーダーシップの重要性について解説します。

リーダーは権限が広い分責任も大きい

リーダーという職種は非常に権限が広い分、大きな責任を負っています。チームの成功により最も利を得られるのはリーダーですが、プロジェクトが失敗した場合に最大の責任を問われるのもまたリーダーでしょう。

それだけにチームで何かを成し遂げたい場合はリーダーの資質が重要であり、采配を振るうための権限も付与されています。プロジェクトが成功するか否かはリーダーのリーダーシップ次第といっても過言ではなく、同じ「ミスをする」という行為でもメンバーが行うのとリーダーが行うのでは、全体に与えるダメージが大きく異なります。

全体の生産性向上はリーダーにしかできない

リーダーの采配が全体に影響する以上、全体の生産性を上げるも下げるもリーダー次第といったところでしょう。通常のメンバーも生産性向上に寄与することはできますが、あくまで「自分の生産性を上げることで全体の生産性に貢献する」といったレベルの話です。

それを超える範囲、たとえば「仕組みを変えて生産性を向上させる」などといった取り組みはリーダーが主体的に着手する必要があります。一般メンバーが個人の生産性を変化させられるのと同様、リーダーは全体の生産性を変化させられる存在というわけです。

プロジェクトが成功するか否かはリーダー次第

そのため、プロジェクトが成功するか否かはリーダー次第になるでしょう。リーダーが適切な采配を行ったら全体的な生産性は向上し、逆にヘマをしたら全体の生産性は大きく下がる可能性があります。

非常に責任重大な職務ですが、それだけにやりがいを感じられる人も多いのではないでしょうか。また、良いリーダーの下で働くメンバーは幸福感や能力、パフォーマンスの向上が期待できるため、良いリーダーはとても価値のある存在と言えるでしょう。

働き方改革においてリーダーに求められることとは?

では、働き方改革においてリーダーは何をすればよいのでしょうか。次に、働き方改革に求められるリーダーシップについて解説します。

業務の適正振り分けや効率化による残業時間の管理

リーダーの役割として求められることの一つに、業務の適正振り分けや効率化による残業時間の管理(主に抑制)があります。人間はそれぞれ特性が異なるため、なるべくであれば各業務を得意な人間に振るのが得策と言えるでしょう。

しかし、そのせいで特定の人間に業務が集中するのは不公平感を招きます。得意な人間(処理の早い人間)に業務を集中させた方が全体的な生産性は上がるかもしれませんが、当人のモチベーションが下がったり辞めてしまっては本末転倒でしょう。

そうならないためにも、総合的なバランスの良い業務配分が求められます。合わせて、働き方改革による残業時間管理も失念することはできません。

部下との実のあるコミュニケーション

リーダーに求められる役割としては、部下との実のあるコミュニケーションが挙げられます。通常のコミュニケーションであれば日常的に行っているのではないかと思いますが、「実のある」コミュニケーションというのがポイントです。

では、どのようなコミュニケーションが望まれるのでしょうか。それは、「部下の特性や意思などを知ることができる」コミュニケーションです。

リーダーとして重要なのは、自分のチームをよく知ることです。チームというのは人間の集まりなので、そこに属する人間をよく知ることでチーム自体の特性も判明するでしょう。

部下の特性をしっかりと掴み、当人およびチーム全体にとって有益な役割を与えることが大事です。

チーム全体での生産性向上

最後に挙げられるのは、チーム全体の生産性向上です。チームの1メンバーであれば自分の生産性向上に集中できますが、リーダーたるもの自分個人の生産性向上に加え、チーム全体の生産性も見なければなりません。

チーム全体の生産性を向上させるために必要なこととして、「メンバー個人の生産性向上」および「ワークフロー効率化による生産性向上」などが挙げられます。どちらも簡単に達成できることではありませんが、粘り強く取り組むことにより少しずつ成果が上がるのではないでしょうか。

リーダーの仕事の特徴として、「短期的には成果が見えにくい」というのも挙げられるでしょう。

働き方改革を成功させるために意識したいポイント

それでは、最後に働き方改革を成功させるために意識しておきたいポイントについて解説します。働き方改革に取り組む際には、下記のような点を念頭においておきましょう。

部下の特性を知る

部下の特性を知ることで、適切な業務配分を行えるようになります。人間はそれぞれ得意なことや不得意なこと、また好き嫌いが異なりますので、効率を考える場合は特性に沿った業務配分をある程度意識する必要があります。

とはいえ、部下の特性を把握するのは容易なことではありません。しかし根気よく個別ミーティングや成果の計測を行うことで、長期的な理解が及ぶのではないでしょうか。

大事なのは、部下をそれぞれ一人の人間として見ることです。

業務やワークフローの本質を見極める

業務やワークフローの本質を見極めるのも大事なことです。仕事というのはいくつものタスクがフローを形成して成り立っているものですが、一つ一つのタスクが「本当に必要かどうか」という目線を持つことで業務効率化に繋がるでしょう。

「自社の業務に不要なものはない」と言い切れる人もいるかもしれませんが、精査することで省ける無駄が見えてくるものです。また、業務タスク自体は全て重要でも、全体的なワークフローから捉えた場合重要度が下がるといったケースもあります。

本質を見極めるためには、俯瞰的かつ総合的な視点が必要です。

システムやツールを最大限活用する

システムやツールを最大限活用することで、業務効率化に繋がります。一口にシステムやツールといってもその数や種類は膨大なため、自社に合ったものを選び抜く必要があります。

そのために大事なのは、「どういった分野でどのようにシステムを活用するか」といった点を明確にしておくことです。なんとなくシステムを選んで導入し、なんとなく運用するというのも一つの手かもしれませんが、効率化という観点から見ると好ましいことではないでしょう。

現実が常に予測通りにいくわけではありませんが、あらかじめシミュレーションしておくことで防げるトラブルもあります。

まとめ

働き方改革におけるリーダーの役割は非常に大きなものです。大掛かりなプロジェクトはおよそトップダウン方式でしか進めることができないため、リーダーが積極的に着手しないといつまでも宙ぶらりんになってしまいます。

リーダーの役割を把握し、働き方改革をスムーズに進めましょう。